地元木材を積極的に使ってもらう家づくり

摘要

本誌の昨年9月号（No.750）論壇に「消費者の目から見た国産材と木造住宅」が掲載され，そこで木材や木質系構造物の「生産流通」に関心を持ってきた理由や今後の展開の方向などに触れた。 その後，他誌からもこれに関連する執筆依頼が続き，建築学会での報告も行った。つい最近，東京でも関連シンポジウムが続けて開催され，このいくつかに出席した。 逆に建築系大学や雑誌社の方が調査、取材のため当研究所に来られる機会も増えている。 森林、林業と木材、建築の連携再構築の重要性が認識され始めている証なのであろう。