資源ナショと地政学リスク原油を高値にロックインし供給不安に

摘要

地政学（Geopolitics）とは、もともとは19世紀の欧州におけるパワーポリティックスの概念であり、地理的な隣接などによる領土拡大紛争を研究する学問であった。 スウェーデンの政治学者チェーレンが提唱し、ドイツの政治学者ハウスホーファーが大成して、地理的条件から民族や国家の特質を説明し、ナチスは地政学を巧みに利用して欧州大陸における領土拡大の理論的支柱とした。