観光開発、景観形成、環境保全が調和する融合型地域づくりに関する研究: 八重山諸島の4 集落での開発への対応を通して

摘要

それぞれの集落が長年にわたり闘い、守り、育hできた町並み景観やサンゴ礁の環境は、集落における多様な価値観の人々が連携・協働する地域づくりを進めるためのアイコンとなるものであり、その維持、保全、継承がさらなる共属意識を住民に与えていく。こうした既存地域の考え方は観光開発においても踏襲すべきであり、既存コミュニティの歴史の文脈の中で開発のあり方を考える「地域に根ざした」取り組みが融合型の地域づくりを進めていく上で必要不可欠であると言える。