ブルーベリーの機能性とその利用

摘要

日本は、ジャムなどの加工用原料として冷凍ブルーベリーをカナダやアメリカ、スウェーデンなどから輸入しているが、その輸入価格が上昇しているとのことである。 その理由は、ブルーベリー人気が世界各国に広まり、生産国での消費が増加していることによるらしい。 日本でも、ブルーベリー果実がケーキやヨーグルトにトッピングされているのをよく見かけるようになったが、生鮮果実はつみ取り図に行かないと食べることができない状態であり、生産量を増やすとともに長期間鮮度を維持するための流通貯蔵技術の開発が必要なのではないかと感じている。 一方、わが国の果実の消費量の動向に目を向けると、食料自給表は一人当たり113．7g（平成16年度）となっている。 これは、目標とする消費量200gにはまだ遠く、健康的な食生活の実現に向け、ブルーベリーのみならず、果実全体の消費を増やす必要がある。