強酸性電解水（強酸性次亜塩素酸水）によるカツト野菜の殺菌効果と品質保持性について

摘要

平成8年5月以降に発生した腸管出血性大腸菌O157による食中毒事件によって、幼弱者や高齢者に多くの犠牲者を出し、国内を震撼させたことはまだ記憶に新しい。 平成9年3月、厚生省は近年の食中毒事件の大規模化傾向、続発する同様な食中毒事件に対応し、大規模食中毒の発生を未然に防止するとともに、食中毒事件発生時における食中毒処理の一層の迅速化、効率化を図るために大量調理施設衛生管理マニユアルおよび食中毒調査マニユアルを作成し、衛食第85号で都道府県知事、制令市市長および特別区区長に対し通知を出している。