キラルなアルカンチオール自己組織化膜上におけるアスコルビン酸およびイソアスコルビン酸の酸化反応

摘要

D-イソアスコルビン酸（IA）としアスコルビン酸（AA）は、互いにジアステレオマーである。IAとAAとが共存する水溶液中での導電性電極のCV曲線では、IAとAAそれぞれの明確な酸化ピークを観測できない。演者らは、Au電極表面をキラルなヒドロキシァルカンチオール誘導体で修飾することによって、明確な酸化ピークを得ることに努めた。本講演では、その検討結果について発表する。