歌舞伎で生きる人たちその七ー老いの艷と自由な精神

摘要

七代目（ひちだいめ）尾上菊五 郎（1942～），音羽屋。現在，77 歳。いまを生きる歌舞伎俳優の頂点に立つひとりである。 初代菊五郎(1717～1783)は， 関西で女方を務め，二代目市川海老蔵（1688～1758)の相手役で人気を得て，引き立てられ江戸に移った。俳名は"梅幸（ばいこう）。