マイクロ波抽出精製装置を活用した 産学官農連携コンソーシアム

摘要

徳島県では「なると金時」として有名なサツマ ィモの他に、柑橘類のスダチ、ュズ、ュコゥある レ、はレンコン、ニンジン、カリフラワー、フキな ど、全国でも収穫量が上位を占める特徴ある多品 目の農作物が栽培されている。この一方、食品と して利用できない大量の未利用農産物が食品産業 廃棄物として処理されている。この利用方法の開 発が農業生産者を中心に進められているが、ごく 一部であり、食品産業廃棄物に含まれる成分等の 特性を活かした高付加価値製品の開発が求められてレゝる。スダナ、しitrus sudachi Hort ex Shirai) は、本県を代表する農産物の1つで2009年度に は作付面積447ヘクタール、収穫量5,960トンが 生産されている"。本県の伝統的食文化としては、 濃緑の果皮を薄く剥いたり、おろし金で擦ったり と、主に果皮を薬味として利用してきた。その 後、果汁が独特の酸味とさわやかな香りを有する ことから、生産される半分量は食材に果汁をかけ る青果として、残りは果汁を食用酢や飲料等の加 ェ食品として販売されてきている。しカゝし、この 搾汁残渣は一部ジャムなどに加工されている力、 大部分が食品産業廃棄物となり環境負荷の観点か ら問題になっている。柑橘類の果皮には、多彩な 生理活性物質や抗菌性を有する成分が含まれる。