採卵鶏への飼料米利用京都生協のとりくみ

摘要

京都生協では、昨年(2009年度)から京都の飼料米を給与した京都の採卵鶏が生hだ卵「さくらこめたまご」の供給を開始した。このとりくみについて述ベる前に、そのさきがけとなった「産直鳥取牛」の先見的なとりくみについて簡単に振り返つておく。1980年に開発された「産直鳥取牛」にあらたに飼料稲(WCS)を給与しはじめたのは2000年のことだった。リニューアル直後でのBSEの発生など、さまざまな困難はあったものの、必要に応じて肥育体系や基本コンセプトを変化させつつ2010年現在約1501 おの水田を活用した約1000トンの飼料稲(Wcs)、 500トンの飼料米の活用という段階に到達している。また、同時に豆腐のおからなどを中心にした食品副産物も飼料として年間約12 2トン活用している。この「産直鳥取牛」の開発にあたっては、当初から以下のことを「基本コンセプト」として確認しながらすすめてきた。