牛の幸せを考えることが酪農の未来につながる

摘要

私は削蹄の仕事を始めて27年になります。その間、 自分自身の削蹄に対する考え方、技術、方法、理論、 道具などは目まぐるしい変化を遂げました。仕事のやり方を変えることは面倒であり、お金も 掛かることです。しかしながら、なぜ技術や方法を 変える必要があつたのか。理由はいろいろあります が、一番の理由は「効率化を図って収益を上げたい から」です。簡単に言えば「もっと、もうけたい」 というのが本音です。私は「自分の利益」と「牛の幸せ」が果たして関 係があるのかについて頻繁に考えてきました。それ が次の変化のボイントになる気がしています。