卜ランスォミクス解析が拓く 有用成分の生合成研究

摘要

近年，分析機器の性能が目覚ましいスピードで発達しており，これまでは困難であった大規模分析 を短時間でおこなうことができるようになった。本稿では，細胞内成分（メタポロ一ム）と遺伝子 発現（卜ランスクリプトーム）の大規模情報を組み合わせたトランスォミクス解析が拓く研究分野 について，植物が生産する有用成分の生合成研究を例に概説する。