有機発光トランジスタで技術進展三菱化学などの産学融合で成果

摘要

ロ一ニムとパイオニア、三菱化学は、有機発光トランジスタを用いた8×8ドットアクティブマトリックスパネルの試作に成功した。 有機発光トランジスタは、ソース、ドレイン電極からそれぞれ電子、正孔を有機発光材料中に注入して発光させる最新の有機光半導体デバイスである。注入する電子、正孔はソース、ドレインにゲート絶縁膜を介して近接するゲート電界によって制御され、発光量を調整することができる。 従来の有機ELディスプレイに比べ、駆動トランジスタと発光素子を同一のデバイスで構成できるので部品点数を大幅に減らせる特長があり、薄くて軽いフレキシブル·ユビキタス端末の表示素子として期待されている。