実践的態度の育成を目指した情報モラル教育の研究：大学生を対象としたWeb諭教材の開発

摘要

大学生を対象とした，情報モラルに対する意識調査では，被害者になる立場の内容には強い関心があった．情報モラルに対する知識の習得だけなく，それを内的規範に反映させて実践する態度が重要であると考える．聾者軌特にWeb上で発生する情報モラルに関する問題について，被害者·加害者の立場や，社会に及ぼす影響などを疎まえた判断を持って対処できるよう，モラルジレンマを起こす問題提起の教材を開発している．その結果を，コールバーダ理論に基づいた道徳性の発達から捉えた分析を行い，実践的態度の変容を検証していこうと考えている．今回は，本調査を前に，教材の改善を目的とした予備調査の結果を報告する．