「大学院を海外で」という選択-米国ハーバード大学で過でした研究生活-

摘要

東京大学理科一類から薬学部へ，学部卒業後ハーバード大学へ進学，Ph. D．取得後は米国でべンチャー企業SciFluor を知人と創設しDirector of Chemistry LLて働く―王道を行くようで道を逸れていると言われたことがあるが，確かに計画性のある人生というより，岐路に立ったとき面白そうな方向に進んできたらこうなった，という以外に何故このような経歴になったのか説明できない． ただ回顧的に，研究を真剣に考えてより高いレべルに進みたいと思うならば，大学院（あるいは学部）での留学は，絶対にしなければならないと思う．