2期連続しての低下22年度は0.1％増3年ぶりの上昇

摘要

経産省がまとめた1～3月の経済動向調査によると、石油·石炭製品工業はガソリン市況などの減少により、生産は2期連続の低下となった。23年1～3月期の石油·石炭製品工業の生産は、震災により一部製油所が被災した影響からガソリン、ナフサ、軽油などが減少したことにより前期比1.2％減と2期連続の低下となった。なお、22年度の石油·石炭製品工業の生産は、前年度比0.1％増と3年ぶりの上昇となった。出荷は、軽油、灯油、A重油などが増加したものの、ガソリン、コークスが減少したことにより前期比0.3％減と2期連続の低下となった。内外需別にみると、国内向けはガソリン、軽油、灯油が減少したことにより前期比0.6％減の低下となった。輸出向けは灯油、軽油などが増加したことにより同6.7％増の上昇となった。在庫は、灯油、ナフサ、B.C重油が増加したものの、ガソリン、液化石油ガス、コークスなどが減少したことにより前期末比7.7％減と2期ぶりの低下となった。なお、在庫率は前期比3.2％減と2期ぶりの低下となった。