高校生の悩みの相談対象と抑うつ状態及び学校生活への満足感との関連性について

摘要

青年にとって対人関係は精神的健康を維持するために重要であり、自分の悩みの相談対象が異なることは明らかである。 高校生のの抑うつ状態は、学校構造の問題と密接に関連している。 本研究では、青年期にある高校生自身の悩みに対し、相談対象の有無や相談対象による高校生の抑うつ状態の違いを知り対人関係がどのように精神的健康に影響を与えるのかを知ることを目的とする。 A県下の公立高校生2,646人であり、回答に記入もれやミスがない生徒2,109名（男子860名、女子1,249名）が分析対象とされた（有効データ率79．7％）。