高温用超音波探触子の開発－探触子の試作と感度の評価

摘要

高温超音波探触子用高感度圧電材料の開発は火力発電設備の監視技術の向上のために重要である。我々はニオブ酸リチウム、ランガサイト、チタン酸カルシウムビスマス、リン酸ガリウムを用いた探触子を試作して650℃までの超音波信号特性を評価した。その結果、ニオブ酸リチウム結晶を用いた探触子の感度は-27.3dBで他の圧電材料より優れており、650℃で500時間安定していることが判った。