データからみたリーフ緑茶消費の実態と展望④ リーフ緑茶消費の地域性の検討価

摘要

表6－1、6－2を参照しっつ、緑茶消費の地域差を検討する。 両表は2000年と2005年における県庁所在地別の各種飲料の消費動向であるが、緑茶の1人あたり消費量、支出割合、100gあたり購入価格、茶飲料への支出割合については、多い順に順位づけを行っている。 まずリーフ緑茶をよく飲用する地域をみることにしよう。 はじめに1人あたり消費量に注目すると、2000年、2005年とも上位10位に入っている市は、静岡市（661g1789g、第1位－第2位）、津市　 （461g1593g、第6位1第5位）、京都市（443g－601g、第8位1第4位）、奈良市（432g－415g第9位1第10位）である（カツコ内は2000年から2005年にかけての1人あたり消費量と全国順位の変化）。また2000年から2005年にかけて、宮崎市、407g－446g、佐賀市、393g－430gといった具合に、九州の産地が飲用量を増大している。 もっとも鹿児島市の1人あたり消費量は、2000年は488gで全国第4位であったのが、2005年には250gとほぼ半減し、全国順位も37位まで低下している。