香りの散歩道、香りのブランコ、香り三味、香りへの思い入れ～香料と私、香料にかけた人生、香料と生きる、香料賛歌～

摘要

50年にわたって香り（香料）に携わることが出来て幸せに思っている。その間いろいろな状況に遭遇し、対応をしてきた。もちろん喜怒哀楽も沢山経験してきたが、それでも香りから離れられない。やはり香料の世界は奥深くまた魅力的なので、私を虜にしている。長年の経験から、最近香料についは「香料は人類の財産」ではないかと思うようになった。その反面、食品や香粧品市場では、香料添加の減少や時には無香料という商品が出回っている。これまでの経験を踏まえて最近香料に関していろいろ思うようになったことを述べてみたい。