樹体のストレス防止対策－土づくり事例－温室ブドウ－土づくり？別に何もしとらん!－

摘要

今回は，岡山市富吉，温室園芸農協副親合長，入江澄さんを紹介します。 取材に伺ったところ，いきなり「別に何もしとらんよ」と先制パンチを受けてしまいました。 なんでもかんでも土壌改良という風潮に疑問を感じられている様子です。 しかし，毎年好成績を残してこられた入江さん，次の2点に注意を払っていると強調されていました。 入江さんは3年前からアースファットンの表面施用を行っています。 それ以前の10年間は通常のバーク堆肥を表面施用していました。 こうしたバーク堆肥は分解の進んでいない樹皮、木片を含むため，園内の土壌表面に残漆が残り，悪影響を与えているように感じていたそうです。