新しい世界の数の子の製法とその用途

摘要

新鮮なニシン卵の自然な付着力を利用し、色々な数の子食品を得ることをカナダのジョージ、ヤマモト氏が研究した。 性成熟したニシンから卵巣を取り出し、洗浄、きれいな卵粒を得、その卵粒層の間に、昆布、魚介類、カマボコ、ハム、チーズ等をはさんだり、又は、卵粒とこれら固形食品の刻んだものを混ぜ合わせた状態で、穴のあいた（又は網状の）型に詰め込み加圧状態となった型内の卵粒と固形食品を、食塩の飽和状態か、その近くまで塩漬けし、付着力で、固形化させた後、型から数の子食品を取り出すという方法である。