放射能検査を通して食の安全を考える'分からない不安'を'見える安心'へ

摘要

東日本大震災やその後の原発事故は、流通にも大きな被害をもたらした。特に放射能にまつわる風評 被害の根は深く、今なお続いている。直売所など販売の現場では、食品中の放射性物質検査を行って もそれをどのように伝えれば安心してもらえるのか、さまざまな苦悩がある。ここでは、神奈川県で 生産直壳を営む㈱湘南ぴゆあの安全、安心への取り組みを紹介する。昨年3月11日の東日本大震災か ら1年が経とうとしている。物理 的な損壊については復興に向けた 動きが聞かれるが、畜産物を流通 させるという点では、震災、原子 力発電所（原発）事故の被害はい まだ終息の兆しが見えない。こうしたなかで新たな方向を出 そうと模索する、神奈川県湘南地 域のぴゅぁグループを紹介する。 同グループは養豚および食肉製品 の製造を行なう(有)ぴゅぁポークと、 商品開発と畜産品の販売を受け持 つ,湘南ぴゆあからなる。