授業に使えるSSDSEの統計教材(中学・高校編)(8)

摘要

連載6・7回目は、SSDSEの「出生数÷死亡数」を高める原因を採求するために相関分析を行った。相関分析時に陥りやすい落とし穴として、疑似相関と外れ値を紹介し、これらに対するデータ処理について説明した。相関分析の結果、「対総人口比率（人口当たり）出生数」を増やすためには、「15〜64歳人口」の「対総人口比率転入者数」を増やせばよいという仮説を得た～1。そこで今回から、「対総人口比率転入者数」を高めるための対策立案を目的とした分析を行う。