新日本無線SiC-SBD世界最小を実現

摘要

新日本無線㈱(東京都中央区日本橋横山町3-10、03-5642-8222)は、世界最小のSiC-SBD(シリコンカーバイド·ショットキーパリアダイオード)のサンプル提供を開始した。サンプル価格は500円で、7月から量産を開始する。開発した「NJDCDO10A065AA3PS」(写真)は、SiC素材の熱伝導の良さをフルに引き出すクリップボンド構造のパッケージにより、4.0×6.5×0.9mmのサイズを実現した。SiC-SBDでは世界最小サイズ。最大定格は650V/10Aで、従来のシリコンを使用したファーストリカバリーダイオードと比較し、低損失かつ高速なスイッチング動作を実現。低熱抵抗の実現したことで、基板レイアウトや筐体サイズの最適化が可能になる。