今月のテーマ：膜胱炎のエンピリツク治療に用いる抗菌薬は？

摘要

キノロン系薬はβラクタム系薬とともに代替薬としての位置づけである．2011年に米国感染症学会より単純性膀胱炎，腎孟腎炎のガイドラインが公開された．それによると，キノロン系薬は第一選択薬ではなく，βラクタム系薬とともに第一選択薬が使用できない場合の代替治療として位置づけられており，第一選択薬としては，ST合剤，fosfomycinが日本では使用可能である．