地域社会圏に学ぶ

摘要

名古屋造形大学は、2018年に建築家の山本理顕が学長に就任し、それまでの9コース制から5領域制に再編された。そのうちのーつで、旧建築·インテリアコースから建築部門が独立して設立されたのが地域社会圏領域である。地域社会圏は、山本学長が2009年から提唱する新しい空間概念、社会理念で、本領域では、建築と地域の関係を考えることを重点においてカリキュラムを策定している。学生数は1学年25-35名程度で、全員が設計•意匠を専攻することになる。領域の教員は学長を含む5名全員が建築家で、学長、辻に加え、西倉潔教授、蜂屋景二教授、河部圭佑助手で運営されている。私自身は、2020年度から本領域の特任講師に着任した。主な設計演習内容を下記に紹介、特に私が担当した課題については詳報したい。