電子スピン共鳴によるEu,Mn 共付活蛍光体の発光中心間相互作用の解析

摘要

近年植物工場等のLED を用いた植物生産研究が活発化している。LED は近接型小照rn射面積照明であり、実際の栽培には安価な拡散性を備える光源が好ましい。これを実現するためrnには新たな蛍光体必要である。我々はその候補としてEu-Mn を共付活したSr3MgSi2O8:Eu,Mn を合rn成し、真空紫外〜近紫外励起でクロロフィル吸収に適合する発光スペクトル（Fig.1）を持つことrnを見出している[1]。この蛍光体はEu からMn へのエネルギー伝達によりMn2+の赤色域の発光がrn得られるが、高輝度化やスペクトル調整を行うためには発光中心間の相互作用を明らかにする必rn要がある。今回この情報を得るために電子スピン共鳴（ESR）による解析を試みた。