矛盾モデルと根源的網羅思考による人類史の論理と価値実現

摘要

ユバル?ノア?ハラリは「サピエンス全史,幸福を探す 50 万年の旅」(河出書房新社2016)で人類史を総括した。本稿で は、別モデルにより別の総括を行い新しい?幸福?を探す。 人類の客観的価値実現と個人の主観的?幸福?が双方向の 入れ子になった統一が必要である。 「哲学（歴史と現実を総括して得た世界観－価値観－粒 度決定－方法,論理）－行動」の連鎖が生きることである。 粒度は物事の大きさで、粒度の決まった二項間の関係は、 世界の最小単位のモデルである矛盾モデル[FIT2017] にも、 思考の論理と命題の変更にもある。どちらも根源的網羅思 考[FIT2017]により粒度を求め続ける。