3次元弾塑性有限要素法解析による軸方向残留応力が矯正に与える影響（棒線材におけるローラレベラ矯正 第7報）

摘要

前報では，棒線のローラレベラ矯正の3次元FEM解析を試みた．材料モデルに非線形移動硬化則を導入し，FEM解析の精度向上を図るとともに，その結果について矯正実験で検証してきた．本報では3次元弾塑性有限要素法を用い，初期残留応力が矯正に与える影響を検討するとともに，残留応力逓減メカニズムについて検討した．