定量性を担保したガンマ線可視化技術の確立と原子力、環境、医療への新たな応用

摘要

京大理学研究科宇宙線グループはガンマ線を幾何光学に基づき定量的に画像化する手法を発見[1,2]、福島地域におけるガンマ線観測で未除染および除染地域での残存Cs分布をも定量的に画像計測できることを示し[3]、世界初めの画像による放射線量の定量的評価を実証した。その技術を用い広視野でガンマ線のカラー画像（動画）が撮像できる電子飛跡検出型ガンマ線カメラ（ETCC) を開発し、宇宙観測、環境、医療応用へと研究は発展させている。このETCCは光学カメラと同じ原理であり、以下の測定が可能となる。