つくば市北条における古代から現代にかけての空間形成

摘要

2012年5月6日つくば市北条を竜巻が襲い、歴史的建造物やまち並みに甚大な被害が生じた。北条は古代から筑波地域の政治・経済的中心地として発展を遂げてきた。その様相は時代ごとに大きく異なり、①古代郡衙と条里制、②中世の城下町、③近世の在郷町、④近現代の商家町、に分けられる。またその領域も大きく移り変わっていると考えられる。本研究では、古代から現代における北条の空間形成の変遷を明らかにすることを目的とする。分析においては古地図、絵図、航空写真、現代の地図を用いる。