ビニルハウス室内の作業性に関する研究: 栽培作業台高さの違いを評価する被験者実験方法についての検討

摘要

作業効率については有意水準1%で砂べッド高さ90cm時の方が3.9個多くカラーボールを配置できることが確認できた。作業効率の測定方法に計算の作業を加えることによって実験日内では回数を繰り返すことによる慣れは生じないが、実験日を重ねることによって慣れは生じてしまうことが分かつた。全身温冷感は砂べッド高さ90cmの時よりも55cmの時の方が0.5ポイント小さい値となり、より暑い側へと変化した。同様に疲労度についてみてみると0.8ポイント大きい値となり、より疲れたことを示した。また、許容度についてみてみると0.3ポイント大きい値となり、より許容できない環境へと変化した。