商品等のあふれ出しに着目した商店街の賑わいに関する研究

摘要

以上の結果は、本研究調査対象において得られたもの であり，他の商店街に一般化できるとは限らないが，商 店街の特徴であるあふれ出しに着目して空間を分析した 場合、総じて以下のような傾向を示している． ①飲食店が集中する街路は、比較的あふれ出しの少な い街路を形成し、街路空間へのあふれ出しの影響は少な い。対して衣料品を扱う店舗が多い街路では，あふれだ しが高い街路を形成する。 ②同じ業種が連続するほど空間変化が少ない街路を形 成する傾向がある。対面式販売を行う食料品の商店と， 衣料品を扱う商店が混在するケースでは，あふれ出しの シークエンス変化が著しい街路を形成する。 ③高架下内部の狭い街路（C1、C2 街路）ほど，あふ れ出しが街路を占める割合が高い傾向にある。 今後は、他の商店街との比較、 ふ フ