大工技術に関する保存や継承の意識•実態について: 木造住宅に関する知識や技術を学hでいる産業技術学校生を対象として

摘要

対象者の大工技術の保存と継承に関して意識面では、技術の必要性や重要性を高く認識し、実態面では大工技術の習得に必要なのは親方であると示された。また、対象者は大工技術の保存や継承について興味を示し、習得する姿勢を見せているが、実際の現場で基本的な技術を習得するのは困難であると考えていることも分かった。このため、これからは今以上に「学校」が大工技術の習得、現場で応用できる基本的な知識や技術の習得の場として必要な施設となることが推測できる。