高圧縮比小型直噴ディーゼル機関におけるHot EGR が低級アルコール燃料の着火・燃焼特性および熱効率に及ぼす影響

摘要

深刻化するエネルギー・環境問題を背景に，再生循環型rn持続可能社会の構築を目指した動きが世界的に活発化し，rn資源の中で再生可能であり，かつカーボンニュートラルなrn特徴を有する植物バイオマスの利活用に関する重要性も認rn識されている．我が国では東日本大震災以降，エネルギーrn政策の見直しが進められており，更なる再生可能エネルギrnーの依存度向上が求められている．しかしながら，我々のrn生活を支えるピークロード電源や世界流通の約９割を担うrn陸・海運輸関係は，その要求動力の大きさから未だ石油依rn存性が強いのが現状である．このような社会背景を踏まえ，rn本研究は植物バイオマス由来のアルコールをエネルギー源rnとし，着火・燃焼に対する高い制御性を有する定置型/移動rn型転用可能なディーゼル型高効率エンジンシステムの確立rnを目指そうとするものである．