デジタルが拓く次代の素形材技術: 第21回 独自のレーザースキャナで極薄フィルムに高速で微細に加工: 第21回 独自のレーザースキャナで極薄フィルムに高速で微細に加工

摘要

2014年に高速レーザー加工技術のベンチャーとして創業したワイヤード（新潟県三条市）は、高速レーザー加工と自社のコア技術であるロールtoロール（複数のドラム·ローラーを用いて上工程から下工程へ被加工材を送る搬送方法）を融合させたレーザー加工を手がける。その中核となるのが2018年に独自開発した「GHS（Grand Helical Scan）」というスキャナ（レーザー光走査機構）だ。