サーキットでわかるEVの妙：「次世代車サーキットフォーラム」

摘要

最近では電気自動車や燃料電池車の試乗会も珍しくはないとはいえ、EV、ハイブリッド、燃料電池車を同時に東リ比べられるような機会はいまだなきに等しい。 ところが、月末に田本紺クラブが企画し首開かれた「次世代車サーキットフォーラム」は、電気仕掛けのクルマたちを一度に試乗できる絶好の機会をもたらしてくれた．筑波サーキットの「コース1000」に揃えられたのは、ダイハツが手がけた電気自動車「ハイゼットEV」、ハイブリッド車の「ハイゼットカーゴ·ハイブリッド」、そして燃料電池車の「ムーヴFCV－K－2」。 さらにダイハツ社内の有志が造り上げたコンパートEV「ミゼットIIEV－R2」と「コペンEV－R」。 さらに日本EVクラブが所有する「電友1号」「フォーミュラEVミゼットⅢ」電動レーシングカートである「ZEK－01改」が加わるのだから、まさにバラエティに富んだ顔ぶれである。 イベント当日は途中雨に見舞われるなど生憎の空模様。 それも1周もしくは2周と周回数が限られていたため、まさに"取っ替え引っ替え"といった感覚の試乗会となった。 まずは馴染みのないものから試乗したいと思うのが人情というもの。 となれば、試乗の一番手は、やはり燃料電池車の「ムーヴFCV－K－2」となる。