チヤーグ、ス卜ラウス症候群における免疫グロブリン療法

摘要

チヤ一グ、ス卜ラウス症候群は，気管支喘息の患者さん の血液中に好酸球が增加し，それに続いて血管炎を生 じる難治性の希少疾患である。乾燥スルホ化人免疫グ ロブリンは，ステロイド治療を行なっても，改善がみ られないチヤ一グ-ス卜ラウス症候群の神経障害に対し て，有効性と安全性が確認され，新たな治療法の選択 肢として期待が寄せられている。平成22年1月20日，帝人ファーマ株式会社（以下， 帝人ファーマ）と一般財団法人化学及血清療法研 究所（以下，化血研）は，静注用人免疫グロプリ ン製剤「献血べ二 ロン-1静注用」（一般名，乾燥ス ルホ化人免疫グロブリン，以下，ベニ ロン）につ いて，チヤ一グ、ストラウス症候群及びアレルギ 一性肉芽腫性血管炎における神経障害の改善の効 能追加の承認を取得した。