製鉄機械業界の更なる発展のために取り組むべきことは？

摘要

製鉄機械部会の片平公平副部会長（Primetals Technologies Japan株式会社営業第1部部長）に、市場動向やIoT等最新技術を導入した今後のビジネスモデル、人材育成等、製鉄機械業界の現状と展望について語ってもらった。「ここ数年、中国での鉄余りの影響が製鉄機械の業界にも及hでいます。製鉄機械の業績は、鉄鋼メーカの1、2年後に追随して変動しますが、今がまさに一番下がった状態で、来年度もこの状態が継続していくでしょう。国内も大きな投資案件は期待できないです。国内外の全体を見れば想定した市場規模より20～30%下がっています。需要の波に応じて製鉄機械関連の業績が回復するのは2019年頃ではないかと予測していて、その波がどのように向かってくるかということが問題です。現状では製鉄向けは全般的に低調ですが、それに対してアルミは自動車向けアルミ採用による一部投資案件がでてきた。アルミの設備は期待ができる状況です。これは燃費向上対応による軽量化にアルミが採用されたことが影響しています。このことから、自動車産業の需要においてアルミにシフトされていく流れに注目しています。