Backbone Provider BridgesによるGAVES，の実現

摘要

7月に開催されたIEEE 802全体会合で，筆者らが技術検討を進めているGlobal Area Virual Ethernet Services (GAVES)の要求条件に基づいたBackbone Provider Bridgeの標準化方針を規定するPrqject Authorization Request の議論を開始した．GAVESとはVLAN技術によって，提供される，マルチポイント·マルチポイント型の広域イーサネットサーゼスであり，その要求条件には，後方互換性，階層的なプロバイダのVLAN ID空間，FDB容量，フラツディングの抑制，プロバイダ網の冗長化，ユーザによるループの検出，防止，ユーザデータやプロトコルへの透過性が含まれている．GAVESの実現にあたって24bit以上のサーゼスVLANID空間が必要となるが，本論はID数の増加に対して高いスケーラビリティを実現するには，トンネリングによるユーザ網とプロバイダ網の階層化と，サービスVLANIDの階層化によるプロバイダ網内の階層化，及びフレーム形式の後方互換性が重要である事を明らかにし，現在議論しているBackbone Provider Bridgeのアーヰテクチャがこれらの条件を満たすスケーラビリティの高い方式である事を示す．