ビッグデータを活用したばらつきの定量化およびモデリング

摘要

医薬品設計·高機能高分子設計などの分子設計·材料設計では，目的の物性·活性をもつ化学構造や目的の特性を実現するための材料が得られる実験パラメータを効率的に設計することが求められる．そのために重要となるのが物性（もしくは活性）を推定する数値モデルである．分子設計においては，すでに物性が測定された化合物データべースを用いて，化学構造を数値化した変数（記述子）をX，物性をyとして，Xとyとの間で物性推定モデルy = f(X)が構築される．