ホスピス?緩和ケア病棟から存命退院した患者の退院後 の療養場所と死亡確認場所に関する全国調査

摘要

目的：緩和ケア病棟を存命退院したがh患者の退院後の療養場所?死亡確認場所を明らかにする. 方法：全国12の緩和ケア病棟を2007年1月1日から2014年8月31日の間に退院した1，160人の終末期が h患者を対象とした.結果：退院後の療養場所は，自宅72.4%が最多で，以下病院急性期病棟11.7%,療養型医療施設6.3%,他 の緩和ケア病棟4.6%，居住型医療施設4.5%,有床診療所0.5%の順だった.死亡確認場所は，自宅38.8%, 緩和ケア病棟38.5%が多く，以下病院急性期病棟15.2%,療養型医療施設4.6%,居住型医療施設1.6%， 床診療所1.3%の順だつた.退院後の療養場所と死亡確認場所は52.2%で同一だつた.結論：自宅が退院後の療養場所として多かったが，約半数が退院後更に療養場所を移動し，約4割は緩和 ケア病棟再入院後に死亡した.