先人の労苦が今ここに生きる

摘要

群馬県というと山の県というイメ－ジを持たれる人が多いであろう。 しかし、板倉町は、苦から、大河に囲まれ低湿地が故に水の苦労の耐えない地区であったがー何首年もの間続いた先人達の水との戦いの努力が今報われ、群馬に誇る美田が生まれたのである。 21世紀へ残る事業を成し遂げた板倉川北部土地改良車集を紹介する。 群馬県の最東端に位置ずる板倉町は、南棟41．8km~2、16，000人ほどの純農村地帯の町である。都心まで60km圏内にあり、町内を東西に横切る国道354号線は、西側に隣接する館林市で東北縦貫自動車道の館林インターチェンジにつながり、首都圏の道路へ直結している。 また、平成9年4月には町内を通る東武日光線に「板倉東洋大前駅」が、東洋大学の開校に合わせて新設され、浅草まで1時間という近さにあって、交通の便には恵まれた町である。 さらに、新駅設置に合わせ取り組まれた「板倉ニュータウン事業」は現在も推進中であり、完成すれば200haのこの地に人口12，000人の新しい町が出現するのである。