自然の豊かさを活かした黒島の牧場経営の知恵

摘要

新年は皆が災害の多かった去年を振り返り平和で安全な年をと願って迎えたことだろう。 しかしインド洋津波の被害は日を追う毎に惨禍の大きさ、厳しさを我々に伝えて国際的な救助、支援を呼びかけている。 「天災は忘れた頃にやってくる」という日本の諺は災害国である日本ではしばしば災害のあった後で言われ、日頃の備えを喚起するのに使われるが、今回の災害には使えない。インド洋では津波の経験が皆無だからである。 しかし地震学やプレートテクトニクスの学説からすればスマトラ沖に震源となる潜り込みがあることは知られていた事のようであるから、少なくとも津波警報システムぐらいは整備されて然るべきだったであろう。特にプーケットのような国際的な観光リゾート地が全く対応が無いというのは人災だと言われても仕方ない話である。