開発プロセスの概念と開発経過

摘要

電気炉ダストは日本では年間50～60万t発生し、その処理に多大のエネルギーを消費している。 電気炉ダストの処理法は世界的にも各種のプロセスの開発が行われているが、いずれもエネルギー多消費のプロセスである。 JRCMは電気炉からの高温排ガスを直接処理することにより大幅な省エネルギーが達成できる「ダストを発生させない電気炉プロセス」（JRCMプロセス）の提案を行った。 この程案に基づいて新エネルギー·産業技術総合開発機構（NEDO）からJRCMが委託を受け、「省エネルギー型金属ダスト回生技術の開発」として平成10年度～14年度に4大学。 8企業との共同·再委託で本研究開発が行われた。 本講演大会において連の研究結果について報告する。