「マニュファクチャリングエキスポ2017」がタイ·バンコクで開催：機械需要、改善の兆し

摘要

タイ·バンコクで6月21日（水）～24日（土）に製造業を対象にした国際見本市「マニュファクチャリング·エキスポ2017」（主催リード·トラデックス）が開催された。世界16カ国·地域から892社が出展し、約7万9，900人が来場した（写真1）。近年はクーデターによる政情不安や輸出不振などにより、緩やかな成長が続くタイ経済。国家経済社会開発庁（NESDB）によると2016年のタイの実質GDP 成長率は3.2%で、2017年も引き続き3%台になると見込まれている。また、タイ自動車産業連盟（TAIA）によると、基幹産業である自動車生産は、過半を占める輸出向け生産が2016年は前年比2.7%減の117 万台と振るわない状況。自動車関連メーカーに工作機械を納める関係企業からは、自動車分野は受注の見通しが立ちにくいといった声が聞かれる。