金型の未来を拓く技術者たち－自社の工程に精通した技術者兼営業担当として現場と顧客の架け橋に

摘要

小林機工は、各種鍛造金型や精密プレス金型、製缶用金型の製造を手がけている。主力は自動車の足回り部品や二輪車のエンジン部品向けの鍛造金型。加工の難しい超硬合金を含むさまざまな材料の切削加工、研削加工、放電加工、磨きまでを社内で完結できる熟練のノウハウを強みとし、短納期対応にも定評がある。同社は東大阪市の本社工場、磐田工場、富山工場の3拠点で金型製造を行っている。なかでも磐田工場は設備の充実度、金型生産量ともにトップの主要拠点だ。その磐田工場で、現場のまとめ役を期待されているのが恩田篤志さhと榎本健治さhの2人である。恩田さhは検査部門の、榎本さhは放電加工部門のリーダーを務めながら、顧客への技術提案や納品の立会いなど営業もこなす。新しい仕事に取り組む中で、やりがいや将来像が見えてきたという。