〔第２講〕今やっている業務で，最大の付加価値を生み出すには

摘要

グローバル競争で大幅改善が求められている業務革新の実現を目指して，活動しているが，間接業務アウトプットの定量的な把握が困難なことから，担当職務と配員数で概念的に評価していることが多い。実質的には組織人員と配員数との対比で経営的に判断している訳で一面では正確であるが，適切なのかどうかを判断するのは非常に難しい課題である。 その意味では，現在担当し行っている業務価値を確認し，事業に対して付加価値を生んでいるのか，さらには最大付加価値をあげているかを価値判断の基準に置いて，業務の存在価値を再認識，再構築することが重要である。 それらの中から担当する業務をまっとうする活動を通して業務付加価値最大化の課題の設定，課題達成への具体的活動を実行に移すことである。