様々な用途が見えてくる漆喰

摘要

漆喰は日本の伝統的な建築（左官）材料として古くから城郭や寺社·商家·民家·土蔵など、内外壁の仕上げ材として使用されてきた。土壁下地に漆喰仕上げを施した場合、防水性能·耐火性能が高くなり、さらに消臭、ホルムアルデヒドの吸着性能、抗菌性能も優れる。そのため外部の保護材料としてや、調湿性能を清かし、保存·貯蔵のために建物内部でも使用されてきた。また、耐火性能が優れていることより、近年では漆喰かまどや漆喰の看板など建築材料の分野を超えた用途もあり、注目されている。加えて二酸化炭素を吸収しながら硬化する素材なので、施工後乾燥硬化していき、長い年月をかけて強固になる。