技術重視の姿勢を貫きプレスへの工法転換による顧客満足を創造する

摘要

内藤製作所は、精密プレス金型の開発～設計·製作、その後のプレス加工を一貫して手がける。板厚3～6mm の厚板を対象とした板厚を変化させる立体形状の成形を得意とし、シート回りの機構部品など自動車関連を中心に高付加価値の精密プレス部品を提供している。同社は経営戦略として、顧客ニーズに合わせた工法開発や工法転換の提案に力を入れている。単純な価格勝負ではなく、工法転換によりコストメリットを創出することで顧客にアピールする狙いだ。2014年に立ち上げた新工法開発PJ（プロジェクト）はそのための専任部隊。社内の他部署の協力を得ながら、顧客の困りごとを解決する具体的な提案や、要素技術の開発により成果を上げつつある。同PJの深溝翔太さんと倉田一平さん、業務でのかかわりが深い金型部品課の蔦木真一さんの3人を取材した。